「通訳案内士のための危機管理研修(2月)」レポート

 

      

   研修実施団体:栃木県通訳案内士協会

                             研修日時:2010227日(土) 午前900分〜午後400

                                        研修場所:とちぎ国際交流センター 2階研修室 (宇都宮市本町9−14)

                     講師:宇都宮市中央消防署職員3名(普通救命講習)

参加者;計14名

                                                 (内訳:栃木県限定案内士4名(英・中)、通訳案内士9名(英・中・西・独)、他1名)

 

 

 

 

 

 

研修内容

 

1.普通救命講習 (午前9時〜午後0時)

心肺蘇生法、AED使用法、止血法について、宇都宮市中央消防署のご協力のもと同署職員からご指導いただきました。

 

2.勉強会    (午後1時〜午後4時)

主に、旅行開始後のトラブル対応に関する事柄について勉強会を行いました。

また、「外国語によるテーマ別2分間トーク」を実施しました。

 

 

 

国土交通省作成の「通訳ガイドスキルアップ・プログラム」該当箇所

 

 

大項目 「危機管理・対応」

中項目 「トラブルが起きた際の対応」(P.47P.52)

 

小項目 「交通機関のトラブルへの対応」

「所持品の紛失、盗難時の対応」

「けが人・病人が出た場合の対応」

「死亡者が出た場合の対応」    に関する研修

 

 

 

 

 

 

研修結果

(個人的感想も含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修結果

(個人的感想も含む)

 

 

1.普通救命講習(参加者10名)

20分間のビデオ学習の後、心肺蘇生法、AED使用法、止血法についての講習。

 

@心肺蘇生法

参加者全員が、1分間に約100回のペースで、2分間、人形を使い心肺蘇生マッサージを実施。

テレビドラマや映画で見ていたのとかなり違いがあり、体力的にかなりハードであることがわかり、貴重な体験型研修でした。

マッサージのコツとして、「マッサージの位置、強度、リズムが大切」と教わり、胸骨部を真上から垂直方向に4〜5cm程度の深さまで、「もしもしカメよ♪」のリズムで2分間以上続けることとご指導いただきました。

 

AAED使用法

AED機材を実際に使いながらの講習。AEDを設置している施設が増え、その存在自体は広く認知されてきていますが、AED講習を定期的に実施している事業所等を除き、訓練を含め実際にAED機器に触れる機会はなかなかなく、参加者にとって有意義かつ重要な体験研修となりました。

通訳ガイド中に使う機会がないことが一番いいと思いますが、いざという時のために躊躇することなく使用したいと思いました。

 

B止血法

傷口を圧迫して止血することが基本であることを学びました。

 

2.勉強会(参加者12名)

国土交通省作成「通訳ガイドスキルアップ・プログラム」中の該当箇所の読み合わせ、達成目標の確認、具体的なトラブル事例の検討等を行いました。

・「旅行にはトラブルはつきも。日ごろの情報収集、トラブル時のフットワークが重要。」

・「旅行者への誠意のある説明・対応。おこりうるトラブルを想定しておくことでガイド自らパニックになることを防ぐ。」

・「旅行会社、オーガナイザーへの報告・連絡・相談体制の整備・確認。」

・「日本は治安の良い国ではなくなってきていることをガイド自身が認識し、旅行者への事前の各種注意喚起・対処方法教示をしておくことも、トラブルを減らす有効手段になり、旅行者の安心感につながる。」

 

等々、出席者から様々な意見が出て、とても活発な勉強会になりました。

 

3.テーマ別2分間トーク勉強会(参加者12名)

テーマ「@日本の政治、A日本人の1日の過ごし方、Bおススメの映画、Cスポーツに関すること、Dひな祭り」の中から各自が一つテーマを選び、2分間自由に外国語でお話しいただきました。

 

 

 

 

 

感 想

 

今回も参加者、関係者皆様おかげで実りある研修となりました。

宇都宮市中央消防署の関係者の皆様に感謝いたします。心肺蘇生法実施にあたり、体力的シビアさを十分理解できました。

通訳案内士の業務は、お客様の大切な命を預かる仕事でもあります。お客様の安全確保、我々通訳ガイド自身の各種事故防止を念頭に、あらゆるトラブルを想定し、いざという時に心にゆとりを持って、すばやく適切に対応できるよう心がけたいと思いました。

 

 

本レポート作成者:

増田剛(栃木県通訳案内士協会会員、日本観光通訳協会会員、スペイン語通訳案内士)          戻る